BLOG

ブログ

2026.05.16

建築業界・運送業界・重機屋業界に起きている異常事態!?エンジンオイルが手に入らないぞっ!!

ブログ

リフォーム屋さんやハウスメーカーさん、防水屋さん、屋根屋さん、塗装屋さん、設備業者さん、重機屋さん、土工屋さん、舗装屋さん、解体屋さんなどなど、建設業における業種は多岐に渡ります。

 

そんな数多有る業者さんも、中東情勢の影響が深刻になって来ましたね。

 

とかく建築業に限っては接着剤やシール材、断熱材、防水材の滞りが深刻になっていますね。

 

先日、ホームセンターに行ってその事実確認をして来ました。

 

シンナーの棚は空っぽ。

 

断熱材スタイロホームの25㎜厚はまだ在庫が有りましたが、40㎜厚の棚は空っぽ。

 

塩ビ管も異形接手の棚が空っぽ。

 

普通のストレートの塩ビ管の在庫は有りましたが、設備業者さんに言わせると塩ビ管でも肉厚(給水や圧送の大型の設備)や薄手(一般家庭用)と種類があり、薄手の一般建築で使用する塩ビ管が少なくなっているとの事。

 

今はまだ冬に頼んだ在庫や、横の繋がりを駆使してやりくりしているようですが、夏以降はそれも限界に達するようです。

 

ビルやマンション、大型店舗などで使用する鉄骨もこのまま夏以降まで続くようなら、錆止めが塗れずに、出荷できなくなるとの事。

 

私たち重機を扱う業者にも徐々に徐々に影響が出始めてきており、長期化すれば深刻な事態に陥ります。

 

それは杭打機や油圧ショベル、発電機などのディーゼルエンジンオイルの枯渇です。

 

取引先の燃料屋さん数社に尋ねても、今の所、入荷の目途が「全く立っていない」と言う回答。

 

まじで?!

 

運が良い業者さんは2月前後に在庫を抱えていたそうで、とりあえずは大丈夫らしい、という羨ましい業者さんもいらっしゃいます。

 

徐々に状況が改善して行けば良いのですが、「不透明」と言う回答が一番不安に陥ってしまいます。

 

重機のエンジンオイルは500時間/半年の目安で交換する物ですが、実際は1000時間近くで交換しても、大きな影響はあまり出ないのが現状です。

 

ですが、最新の重機は排ガス対策エンジンで非常に繊細な構造のエンジンになっているので、今後の影響がこのまま継続する様なら、いつエンジンが焼けるか、出力不足になるか戦々恐々の状況へと突入しそうです。

 

取引先の建機レンタル会社の方に聞いたら、本社からの指示でDEオイルの供給が読めないので、目途が立つまでは、しばらくの間は1000HR~以上で目視点検の上で交換するように極力在庫を温存せよとの事。

 

では、なぜこんな事態になってしまったのか。

 

2月28日から続くイランを取り巻く中東情勢に端を発しているのは周知の事実。

 

その中でも、とかく日本のエンジンルオイルの原料となる「ベースオイル」はサウジアラビア、UAE、カタール産に依存しており、特にカタールからの割合が多いらしく、そのカタールに有る英国シエル石油精製所がイランからの攻撃を受け、全面停止に追い込まれており、さらにはエンジンオイルの20%を占める複数の添加剤も欧米の化学メーカーが製造する中東由来の原材料の為、遅延しているか、製造出来なくなっているか。

 

この複数ある(防錆・粘度・潤滑・洗浄などなど)添加材の内、しかも数百ある原材料の内、ひとつでも欠けるとエンジンオイルは製造出来ないと言う2重苦に陥っているそうです。

 

オイル業界の見解では5月以降、6月からある程度の安定供給を目指すとの事ですが、残念ながらエンジンオイルに関しては原油が入って来ても、排ガス対策エンジンに使用する良質なベースオイルが入って来ても、さっき述べた複数の添加剤の一つでも欠けたら製造出来ないと言う致命的な問題がクリアできるかどうかです。

 

ポジティブに考えれば、今だけ異常事態だから、在庫の目詰まりさえ解消すれば、価格が多少上がるだけで、そのうち入って来るから大丈夫さ♪

 

ネガティブに考えれば、ホルムズ海峡が開通しても、複数の中東の国々にある石油精製施設も攻撃されており、復旧に多大な時間を有する為、とりあえずは他国からの原油に頼ってみても、添加剤の安定供給が無ければ「しばらく来ない」と言うスキームになる→エンジンが焼けて動かせない事態に発展→仕事にならない→物流が停止→災害発生時、緊急車両や自衛隊などの活動にも影響→経済が全面ストップ→食料危機の到来→餓死者・略奪者激増→国家崩壊→他国からの侵略。

 

この光景をイメージすると・・・!!北斗の拳の世界観ではありませんか!!

 

これは本当にエンジンオイルが枯渇したらのシナリオなので、ここまで悲観する必要はありませんが、当面の危機には違いありません。

 

YouTubeやニュースでも老舗の自動車整備工場も悲鳴を上げ始めています。

 

当然売り上げにも直結し、経営そのものの基盤すら危うくなります。

 

詰まるところ、杭打機を始め、発電機もクレーンも油圧ショベルも、大型トラックも稼働出来なくなると言う最悪のシナリオが待ち構えています。

 

今日も朝から数社に問い合わせていますが、いい返答は「全く」有りませんでした。

 

あまりネガティブに捉えたくはないのですが、「年内の目途が立たない」と言われてしまいました。

 

おおげさなあ~、と思いましたが声は結構深刻そうな雰囲気でした。

 

ある大手建機メーカーのメカニックさんが、「本当にオイル系が入らない、尿素(アドブルー)も容器が品薄で入ってこない、恐らく夏までこの状況が続くと、お客様の重機の修理やメンテナンスは止まるかも知れませんね」と言っていたとか。

 

あと、我々の使用する機械設備で要のシールやパッキン類の入荷も制限が掛かったり、出荷停止になり始めているとレンタル業者さんからお聞きしました。

 

そうなれば各社大手も防衛策で数少ない在庫の買い占めに入るでしょうから、またまた事態は雪だるま方式で悪化する事態となります。

 

杭打ちの仕事に欠かせないのが、孔壁崩壊防止に使うベントナイトや、泥水を固める固化材を入れるフレコンパックの購入制限や値上げの話もちらほら聞こえるようになりました(新潟市の取引先に聞いたらまだそこまで影響は無いそうです、今の所は)。

 

我々中小零細の重機屋がこの状況であれば、大手のプラント設備や製造業にも恐らく大きな影響が出始めているのではないか思います。

 

いや、事実出ている事でしょうね、リスクヘッジで買いだめしていなければ、いやしてるよなあ。

 

ナフサ不足の影響か、ポテチのパッケージも白黒になる様な話も出ているくらいですから。

 

オイル系も完全に無い訳ではないと思いたいですが、パワーの有る大手企業は真っ先に備蓄するはずですから、当然下流の中小零細企業には回ってこないでしょうね。

 

高市政権も踏ん張っている様ですが、日本国をあげて、一刻も早く状況の改善に向かってくれる事を切に願います!!

 

建物の基礎となる杭を打たなければ建物は立たない訳ですから、その後何も出来ませんからね!!

 

どなたかディーゼルオイルをただでプレゼントしてくれる心優しい人が居ましたら是非ご連絡下さい!!

 

なんですと~~!!