弊社も今年で創業50周年。
安全衛生協議会も今年で18回目を迎えました。
会長と社長から前年度の総括と今年の安全に対するお話をいただきました。
今年のテーマは「脳と安全」。
人間の脳は本来、おさぼりが大好きです。
人類が誕生してから約600万年とも700万年とも言われております。
この間に脳は肥大化し大きくなりました。
脳の栄養はブドウ糖と酸素の二つだけ。
脳細胞1グラムにマグネタイトと言う磁石みたいなものが500万個あり、常に電気を起こしてます。
よく人間の脳は3%くらいしか使っていないとも言われておりますが、使えないんです。
なぜなら、脳は長い年月をかけて進化しましたが、脳の電気を作る為の燃料供給ラインである消化器系が進化していなかったんです。
脳の神経伝達ラインと脳細胞をフルに使うとその発電量はなんと!
原子力発電一基分に相当するとも言われています(アメリカの偉い数学者さんの話らしいです)。
脳がフルパワーを発揮したら、人間は一瞬でミイラになっちゃうんすね。
だから、燃料を使わない様に使わない様に3%くらいの能力しか出さないんですね。
この視点からみると、脳はさぼりたいわけです。
ヒューマンエラーと言う言葉があります。
人間が人間である以上、エラーを必ず引き起こすと言う事ですが、これが脳のさぼりたいと言う「近道本能」や、必要とする情報だけ集めて、必要としない情報は仮に視野に入っていても脳は全く見ていないという困った機能を持っています。
ミイラにならない為に。
と言ったことを、約2時間に渡って、だまし絵やスライドを使って全社員で勉強しました。
人間である以上、ミスは必ず犯すもの。
脳はさぼりたくてしょうがないんです。手抜きしたくてしょうがないんです。
言い換えれば、人間が携わる行動には必ず事故が付いて回ると言う事。
その性質を根底に抑えておけば、大難を中難に、中難を小難に、小難を無難にしていけるのではないでしょうか。
頑張って勉強した後は脳にご褒美です。
懇親会です。
たっぷり呑んで食べて楽しい時間でした。
それでは、明日もご安全に!