杭打ち工事には、付随する道具がたくさん有るんです!
過酷な地盤で壊れてしまった掘削ヘッドや、砂で摩耗してしまった掘削スクリュー。
セメントミルクを作るモルタルプラントや圧送ポンプも、常にセメントのヤスリで削られている過酷な状況下にあります。
杭打機や油圧ショベルも、過酷な現場で作業しているので、傷み方が早いです。
大きい杭になると、1本当たりの杭の重量が8トンも9トンもあるんです!
杭を吊るワイヤーも、数トンある機材も、全てワイヤーで吊っています。
ワイヤーが切れてしまったら、それこそ大災害に繋がって行く可能性が有ります。
ワイヤーの日常点検も、非常に大切な「命」を守る作業の一つです。
機械や機材が故障してしまうと、部品が来るまで2日~3日。
レアな部品になると1週間もかかる事が有ります。
そうなると、元請さんの工期も遅れるし、パイルメーカーさんにも迷惑をかける事にもなります。
そして何より、建物の完成を待ち望んでいるお客様にも、多大な迷惑をかけてしまいます。
弊社では、出来るだけ自社のスタッフでメンテナンスし、大きなトラブルになる前に、可能な限り予防整備を行うよう心掛けております。
それでも、普段なかなか見る事の出来ない繊細な部分は、残念ながら突発的に壊れることがあります。
そうならない様に、普段から機械の音や振動、異常をいち早く見つけ、専門の協力業者さんに依頼してメンテナンスしていただいております。
一番の問題は、機械のトラブルで労働災害を引き起こしてまう事。
現場に携わる方々にも迷惑を掛けてしまいますし、怪我をした当事者も大変です。
そして何よりも、そのご家族が一番大変です。
その様な事にならない為に、日頃の道具のメンテナンスも、杭打ち工事と同じくらい大切な日常業務なんです。
それでは、来週もご安全に!