FAQ

杭工事 よくあるご質問

Question

現場の入口が坂道になっているのですが、勾配は何パーセントであればトレーラや大型トラックが搬入できますか?

Answer

よくある問題の一つですね。
特に経験上、川沿いや海沿いの高台、山間部に多い問題です。低床トレーラは大型トラックと異なり、トレーラ部分が非常に低いので、トラクタヘッドが坂道を登っていくとトレーラー部分が接触してしまい下手をすると身動きが取れなくなります。大型トラックは長さが約12mあります。車体の一番後ろには固定型のバンパーがあるので、このバンパーが坂道に接触してしまいます。よって、今まで様々なスロープのある現場で経験し、お願いする勾配は5%未満が理想です。7%以上になると低床トレーラは入りません。7%以上の場合、車種にもよりますが、大型トラックのバンパーが接触してしまいます。もう一つ注意しなければならい場所が、踏切です。平坦な踏切なら大丈夫ですが、カマボコ状になっている踏切はトレーラだと腹が接触し、身動きが取れなくなり、大参事になりかねません。実際、過去に大事故がありました(弊社ではありません)。

では、スロープの造成が可能な現場で、どのようにして勾配を形成すればいいか。大前提として、杭打機本体を積載する低床トレーラに合わせて勾配を切っていくのが原則になります。5%勾配というと、低床トレーラの全長は約17mあります。よって、入口の高低差を調べて、5%以下の距離を緩やかなスロープ状にして形成していきます。例えば、道路から1m高くなっている場合、5%勾配にするには20mのスロープが必要です。2mの高さであれば、倍の40mが必要になります。現場が広ければ、距離の長いスロープを螺旋状に作れば解消できます。ですが、現場狭かったり、物理的に不能な場合もございます。そういったケースの現場であれば、杭打機本体は、現場のスロープ手前で降し、自走しながらスロープを登る方法があります。ただし、安全上、交通量が一番少ない時間帯で、ガードマンを付けて作業しなければなりません。大型トラックは7%勾配がギリギリですので、7%以下の勾配にスロープを形成します。

※勾配の求め方:高さ(m)÷長さ(m)×100=○%勾配

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